Q:レッドで中止した場合の必要なCPMSへの報告と、当該患者に対する再投与の基準について、詳しく教えてほしい。
A:本剤投与中にレッドの検査結果が確認された場合は、CPMSで定めた検査予定日又は検査予定でない日に限らず、必ずレッドの検査結果をCPMSへ入力し1次承認二次承認を行ってください。また、再投与を行うためには、クロザリル適正使用委員会による承認が必要となりますので、CPMS運用手順11.2「血液検査結果による投与中止後の再投与の検討」に記載されている再投与検討基準を満たすことを確認し、12.1「血液検査の結果により投与を中止した場合」の手順に従って、「クロザリル再投与に関する検討依頼書」をクロザリル適正使用委員会事務局まで送付ください。
詳細はCPMS運用手順の該当箇所をご参照ください。CPMS運用手順、クロザリル再投与に関する検討依頼書、送付先などは以下のページに掲載しております。
https://www.clozaril-tekisei.jp/materials
注意:CPMSは定期的な血液検査実施による患者の安全性確保及び白血球数・好中球数減少によりクロザリルの投与を中止した患者への再投与の防止を目的に導入されています。
レッドの検査結果を入力せず報告した場合、自施設・他施設での再登録時にアラートが表示されず、CPMSで定めた手続きを経ることなくクロザリルを再投与することとなり、患者さんを危険にさらすこととなります。また、CPMS運用手順の不遵守にも該当します。
CPMS運用手順の不遵守が判明した場合、CPMS運用手順13.1項に従いクロザリル適正使用委員会で審議を行い審議結果に基づき対応を行います。過去の違反事例ではCPMS登録の取消と判断された事例もございます。